サロマ湖100kmウルトラマラソンへの挑戦

北海道を愛するランナー
最近は「ゆっくり長く」が目標です
観光ラン、庭めぐり、カメラン、飲みラン、ポールウォークで楽しんでいます

マラニック、ポールウォーク、ワラーチ、装備選定を記録しています。

サロマ2019未完走記

サロマ2019未完走記

今年はテント泊。
我が家五代目のテントはスノーピーク製。一昨年購入。
去年は出番なし。今年5月の駒ランで東大沼キャンプ場でデビュー。
前室があって快適なのだが、設営時間が多少かかるのが難。
デザイン、機能性バッチリである。
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因みに四代目はモンベルはムーンライトテントといって
月明かりでも設営できるという優れもの。
テント一番の難敵強風でも全く心配無用。
ヒマラヤ登山隊のベースキャンプでも使用される優れものです。
ただしファミリーキャンパーにとっては
入り口が狭いのと天井が低いので快適性低いのです。

サロマで毎度使用していたロゴスのワンタッチテントは
一分で設営出来る優れもの。
一昨年現役引退したのですがその良さは今も好印象。
ただし強風が吹くと潰れることと入り口の作りが難。
テントは奥が深いです。

遠軽の生協で昼食兼夕食そして朝食を購入。
1時過ぎに湧別に到着。
設営場所、駐車場所もいつもの場所。
受付後、遅めの昼食をしてテントの中で明日の準備。
明日の予報は目まぐるしく変わるがどちらというと回復傾向。

前年の雨がとても冷たかったので雨具の重要性感じたが、
今年はその逆。
雨具が必要なくなるかも?な、予報。

またまた直前まで天気予報とにらめっこだ。
一週間前までは終日雨。
その後曇りで気温低く最高のコンディション?
少々雨あっても気温低ければ申し分ない。
その線で予報はそのまま推移した。

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夕方に湧別神社参拝。
今年が最後か?と思うようになってきた。

いつものように酒を飲んで、夜にカップうどんを食べて
8時頃に就寝。
ちょうど雨が降ってきたので気持ちよく眠りにつけた。

朝2:30に起きて天気予報を見る。
終日曇りで気温は20度以下でこれ以上ない予報。
雨が降っても雨具は装備しなくて大丈夫だろうという判断。
だが、今回は大きめのウェストバックなので
スタート時に着用し途中で脱いで中間点で預けることにした。
もちろん去年のように天候急変すればそのまま着用すればよい。

おにぎりとカップうどんで朝食。
そして朝のお勤め。50%?。

スタート時は10度を切る程度で気温的には最高だ。
14回目のサロマ号砲なる。
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サロマ2019未完走記(2)

特に寒くも無いが体を温めるつもりでバーサライトを上に羽織る。
すぐに暖まる。
気温は低いのだが湿度がとても高いので汗がでる。
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湧別を後にして直線に入ったあたりだったと思う。
そこそこ汗が出たところで脱いでバックに仕舞った。

体調としては一週間前に風邪を引いてしまい。
二日前に再び熱が出てしまった。
それで風邪の症状としては治った感じ。
体もだるくないのでまずまずだろう。

大体僕にとってサロマの舞台は、
絶好調のときはカンカン照りで、
絶不調のときは優しい気候だったりする。
今回の体調はその中間か?

10キロ過ぎたあたりでおなかが催してきた。
今日の様子は緊急性が高そうということで、
折り返しエイドのある駐車場のトイレ&簡易トイレ五基に並んだ。
待ち人15人。
今回の設定ペースは特に遅いので前半のトイレ待ちは痛い。

6分待って、2分で終了。
下痢気味だったが、すっきりしてもう心配しなくて良い感触。

この8分の借金をどう返していくか?
一番は中間エイドの短縮。
でも全然足りない。

折り返す時、相当集団の後方にいることを確認。
湿度が下がり風が出てきてますます走りやすくなった。
負荷は変わらないがラップが15秒程度早くなった。
2分の借金を返した。
この気温が続いてほしいなぁ。
IMG_0426


国道に出る30キロまでは順調。
足の疲れも感じない。足のまめも気配もない。
ただし6分ほどの借金がある。

国道に出ると、前の選手を少しずつ追い越し気持ちよいペース。
順調だ。
ただ気温が急に上がってきた感じがする。
曇っているが蒸し暑い。

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どれだけ粘れるか?
本当のスタミナはどうなのだろう?
ウルトラは走ってみなければ分からない。

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サロマ2019未完走記(3)

国道に出たとたん急に暑くなってきた。
気温はさほどでも無いかもしれないが、
もともと湿度が高いのでかなり暑く感じる。

国道に入ると道路占有はないのに
左車線の真ん中を走る選手がいる。
かなり危ない。

ちょっとペースを上げて
その選手に追いつき
「側道に入って下さい。道路占有はありませんよ」
声をかけた途端その選手は慌てて側道に寄った。
かなり消耗している模様。
とりあえず良かった。

35キロエイド。
スイカエイドだ。
時間は無いがスイカとあんパンコラボレーションを楽しむ。
うん、おいしく感じる。
まだ何とかなる。
そろそろ水かぶりの選手が増えてきた。
IMG_0439


エイドで氷を調達して、ジップロックにいれそれを
首に当てさらに手ぬぐいで巻き付ける。
これでしばらくほてった体を冷やせる。

ジップロックがないと、とけた冷たい水が
おなかの上を流れ結局おなかを冷やしてしまう。
何でも無い人は無問題なのだけれど、
そうでない自分は直ぐにピットインを必要としたり、
後半にお腹に来ることが多いので最近は極力濡らさない工夫をしている。

このあたり初サロマからの盟友chamaさんを追い越す。
だいたいこのあたりで遭遇するときはどちらかの危険信号だ。
このときは自分が前半のトイレロスでなおかつ追い越すことになるので
悪いなりにも完走ペースという計算だ。

お互いの体調を申告して後半どう粘れるかの算段。

この5キロでさらに気温というか不快指数がアップして
走るには辛いほどの蒸し暑さを感じた。
負荷は変わらない走りをしているつもりだったが、
ペースは一気に借金ペースになるほど落ちてきた。


芭露エイド。
いつもたくさん写真を撮る地点なのだが、
氷を調達して直ぐにエイドを後にした。
まったく余裕なし。

35キロまでは5キロ、35分前後だったのだが、
この5キロは、38分だ。
このペースを超えると借金ペース。

芭露を過ぎると人家がなく中盤の厳しいコースに入る。

次の45キロの5キロは、37分。
後半諦めないように意識的に頑張った区間だ。
計呂地では店内のコーラを購入。
冷えていてとっても良かった
スリム缶で100円也。

50キロの5キロは、44分。
登り区間があり少し歩いた。
それより気温が一気に上がった感。
心拍は変わらず負荷なので、この気温が続くと無理と悟りつつある。
空を見えげると青空が広がっている!!
予報は曇りじゃねぇ?
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気持ちは完全に暗雲となった。
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サロマ2019未完走記(4)

50キロを過ぎてサロマ湖岸に降りたところにエイドがある。
もうやけっぱち(というか去年みたいに氷雨にならんと無理)状態。
そのエイド直前に見慣れた選手。
グレートレースでしっかり有名な飯野君。
僕は知っているがもちろん彼は僕を知らない(笑)
この大会に出ているとは知らなかった。
しかも知り合いの選手を待っているようだ。
その知り合いが僕の直ぐ後ろにいるようで気づいたようで、
手を振っている。
飯野君がこらから知り合いを引っ張っていくような雰囲気。
一緒にいる僕がこのタイム。半分以上諦め気分なのだが、
ついでに僕も引っ張ってもらいたい。
エイドで補給しながら考えた。まだ希望を捨てずに速やかにエイドをでた。
後ろ向きに撮る。
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だけど貯金はほぼないに等しい。
今のペースでは間に合わないのだ。

そのうちチーム飯野に抜かれた。
必死について行く。
多分キロ7:30のペース。エイドロスを考えれば全然安全でないペース。
このまま50キロこのペース続けられるとは思えない。
55キロエイドもあるし、そもそもここまででほぼ貯金を使い果たしたタイムなのだ。

ここからは、ほぼカメラを封印した。
ただ完走できる希望はほんのわずかだ。

55キロの中間エイドはおにぎり一個とサプリ入れ替えで
速やかにエイドを後にした。
多分6分未満だと思う。
完走するならもうちょっと補給すべきなんだけどね。

55Km 50:42
すでに貯金は5分。
エイドを出てから登りであるが
いつもより頑張りがきかない。闘志がってない感じだ。
チーム飯野より前にいるのでしばらく頑張るつもり。
ただし気温はさらに上がっている。晴れてるし・・・
被り水のたらいに用意された水も枯渇している・・・

60Km 41:58
貯金は残り2分。
チーム飯野とはまだ一緒。
僕的な計算ではメータは0%である。
でも飯野選手はサポートしている選手に細かい計算を伝えている。
ここからイーブンで行けるというのか?引っ張れるというのか?
この位置でこのタイムの選手を???

65Km 42:30
この位置では貯金を使い果たした。
すなわち次の関門以降は7:48未満で最後までいかなければならない。
魔女の森。
ここで復活どころか、完全に諦めた。
自分に関門突破困難を言い聞かせる今年の魔女の森。
IMG_0454


直後足は止まり歩きとなった。
そんなとき、チーム飯野の集団は僕を追い越していった。

「えっ?まだ頑張るの?突破できるというの?」

気持ちが切れた僕は追いかける足もスタミナも何かもかも残っていなかった・・・


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サロマ2019未完走記(5)

魔女の森で完全歩き。
関門を別にしたら歩くことは可能。
暑さによる疲労と頭痛と消耗が激しいだけだ。
69キロ地点まで歩いてそこでバスに乗る事になる。

途中の私設エイド斉藤商店に寄る。
ゆっくり食べてって良いのだが、
キュウリの漬物とプチトマトを2,3頂いただけで
いつもと同じだった。
食欲のなさは既に歩いても同じと言うことだ。

既に閉鎖されている関門に向かって歩くのは
恥ずかしいというか情けないのだが、
苦しい暑さから逃れた解放感と安堵感も正直ある。

関門のエイドでしっかり水分と食べ物を頂く。
ここで摂らないとバスに乗ってから脱水になる可能性あり。
事実道マラと違って、バスには水も何も無かった。

残り30キロをパスしたのだから、最終関門まで4時間ほどある。
ゴール地点についてまずは着替え。
そして頭痛薬を飲む。
ガンガンとまではいかないが、ゴンゴンする感じの頭痛。
救護室に向かって、良い薬が無いか聞いてみる。
ないが、血圧と体温を測ってもらう。
風邪気味だったのもあるが体温高め、血圧高めだった。
体を冷やし横になって休めて下さいと指示されたので
そこでしばらく横になった。少し眠った。

スマホで妻のタイムをチェック。
早めに関門に引っかかれば早く帰れるのだがと思ったが、
後半落ちずに次々と突破している。
鬼門の90キロも突破した!

救護室を後にしてゴール地点で待つことにした。
最終関門までまだ1時間。
ゴールにたどり着いてもほんとにギリギリだろう。

一番うれしいかけ声、
「お帰りなさい」コール
「おめでとう」コール
みなさん素敵な笑顔だ。

残り10分となったところで、
チーム飯野のメンバーが通過した!
あの状況からここまで引っ張って来たとはすごい。
ちょっと感動してしまった。
僕が一緒について行っても僕には無理だが、
飯野君を信じてついて完走したその選手おめでとう!
その人の完走記があれば是非見たいですね

13時間となり、Yokkoは現れなかった。
99キロで回収されたようだ。残念。
まぁ本番一週間前に3日も寝込んだ割にはよく頑張った。
頑張った分だけ今夜は疲労困憊だろう。

最終バスに乗り込んでスタート地点の湧別に戻る。
今日はテントで後泊の予定。
温泉に入る元気があるようで、中湧別の温泉で汗を流し、
帰りにビールを買ってテントに戻り一杯やって深い眠りについた。

翌早朝、雨が降る予報だったので速やかに撤収して家路についた。
終日食欲も無く寝不足感、疲労も残っていた。

今現在の体調とか能力では、サロマの完走はお天気任せの
レベルにあると言うことで、そんなレースで良いのか?
というのが心境である。

とりあえず無事二人とも帰還できたこと。
それは良かった。
自分の足形を確認できたことも良かった。
長い時間をかけて頂いた唯一無二のものであることは間違いない。
IMG_0457

(完)

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Bean
N.A.Bean
Born in August 1960
飲むために走る!
ウルトラは人生の応援歌だ
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