サロマ湖100kmウルトラマラソンへの挑戦

北海道を愛するランナー
最近は「ゆっくり長く」が目標です
観光ラン、庭めぐり、カメラン、飲みラン、ポールウォークで楽しんでいます

マラニック、ポールウォーク、ワラーチ、装備選定を記録しています。

サロマ2017完走記

サロマ2017完走記(1)

2004年4月1日がランニング人生の始まり。
自宅目の前の公園をぐるぐる。小雪が舞っていたのを思い出す。
秋の大沼グレートラン6.3キロ入賞が目的だった。
(初レースは2003年大沼グレートラン6.3キロ)
結果は12位だった。入賞まであと二人届かず。
完走した達成感は格別だった。

2005年の目標はフルマラソン。
目指すは秋の旭川マラソン。
6月には美瑛で初ハーフ。
まだまだ駆け出しだ、ランニングの楽しさにはまりりこんでいくが、
距離の不安というか怖さがあった。
20キロ以上は、想像できない距離である。

初フルは3時間57分32。
30キロまで5分半。そこから6分で走る。
その通りのペースを維持できた。
どうも仕事柄、数字をミリミリ正確に予測し計算し結果を出すことに長けているようだ(笑)

最後は攣りそうになり腿をたたきながらゴールを目指した。
ゴール後、こみ上げてくるものがあった。
全力を尽くした者のみに与えられるご褒美なのか。

フルをそれなりに完走できたら、サロマを目指すことにした。
いやすでにサロマにあこがれていて、フルは単なる挑戦切符だった。
旭川でサロマの挑戦切符を手に入れたのである。

2006年サロマに挑戦。
74キロまで予定通り、ギリギリで関門を通過するペースでなければ
ここまでたどり着けなかったはず。
1キロごとにラップをチェックし、秒単位の残りの時間を計算する。
関門の魔術師と思ってないが、秒計算は速く正確に出来ていた。

74キロエイドからひざを痛め、80キロ関門をなだれ込むように通過
ワッカでは7か所攣りながら地獄のワッカをただ進みそして折り返す。
関門は残り二つ。
オレンジジュースを飲めと脳が指示をだす。
探さなくてもわかるオレンジジュースの周りだけが明るくなっている。

90キロ過ぎもう動けなくなった。
呆然となり立ったままゴール方面を見つめる。
そんな絶望状態の時、サロマからの声を聴いた。
「真実はひとつ」

意味はわからない。深呼吸をして自分に問いかける。
そして家族の名前を心の中で呼ぶ。
自分には無い不思議な力で足が動き出しそしてそのまま常呂のゴールへ辿り着いた。

11年たってもその感動は鮮明に覚えている。

そんな日がやってきた。12回目の挑戦である。
長かった!長かった?何が?
IMG_3859

この青いゼッケンを目標にしていた。
最初は、、、
遠い遠い目標。憧れ。

今年初めてその青いゼッケンをつけることになる。
サロマンブルーのゼッケン。
憧れだったゼッケンだったが、6回目の完走したころから憧れではなくなった。
10回完走した証。その程度。

9回目の挑戦で初めてリタイヤした。
これも「真実はひとつ」
リタイヤして気づいた。必死に関門目指す選手達。輝ている。
まるでそこにいる選手達が大きな壁に向かって一丸となって闘っている。
そう!サロマはそんな人たちの舞台なのだと。

ことしはどんな舞台を用意してくれるのだ?
その舞台で演じるのは選手達、自分自身なのだ。
どんな舞台でも踊ってみせるぞ!


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サロマ2017完走記(2)

前日受付。
受付時に会員章を兼ねるブルーのポロシャツを受け取る。
前夜祭は入会の年だけ無料招待となる。
IMG_0527


メンバー紹介。今年は67名の入会。
延べ700名を超えた。
晴れの舞台なのかな?今年の舞台はこれか?(苦笑)
しげやんさんに撮ってもらう。仲間に感謝。
IMG_0541


前夜祭ではあまり食べられなかった。
テントに戻り、いつもの夕食。
ビールとお酒と総菜。
夜になりカップうどんを食べ眠たくなったら速攻で寝袋に入る。
今年はツルハのリラックスナイトなる眠れるハーブを使用。
旅行に使うが結構効き目がある。
そして外は雨。テントをたたく雨の音。これもよく眠れる。
IMG_0544


ほんとにぐっすり眠れた。
途中で目はさめたがその後もよく眠れ3時起床。
すぐに現地の天気予報を確認。
終日雨!
しかも強い雨が予想される。
今年は完全雨装備ということだ。

上は最軽量ゴアテックス。下はバーサライト。
トレランリュックを初めて背負う。
カメラもジップロックの中に入れてスタンバイ。
でも終日雨なのであまり撮れないと思う。
ゆっくりしていたら3分前になっていた。
IMG_3781



後ろに並ぶ時間もなく号砲なる。
久しぶりの横の通路から中入り(笑)
IMG_3786


スタート時のみ撮影して当面カメラは封印。
ちょくちょく雨にさらすと水没してしまう。
前回の水没経験から学習した。
使うのは35キロエイドと40キロエイド。
後はワッカだな。

雨で道路の一部は大きな水たまり。
突然渋滞が発生する。
前半はキロ7分の設定なので、別に気にしない。
心配なのはトイレ待ちだ。
雨の日は何時もの3倍混んでしまう。

今回は朝食はおにぎりだけでカップ麺などによる
水分は一切摂らない。
そのせいなのか朝の大もすんなり済ますこともできず、
小だけでなく大も心配だ。
カイロを下腹部に貼って少しでも防衛する。

トイレの目標は折り返してからの公園。
体質と体調からしてちょっと難しいか?
湧別を一周してたくさんあるトイレで並ぶか考えたが、
何も催していないでスルー。
今日の体調と天気なら並んでも良かったかも。後の祭り。

足は順調である。
暑くないし風もない。ゴアテックスで蒸れるかと思ったが
この気温なら大丈夫だ。
前半のエイドもほとんどスルー。
持参のペットボトルでちびちび作戦。

前半アンさんと一言会話。
FRUNシャツ来ていたので直ぐに分かった。
名前は存じていたが前夜祭でお会いすることができたのだ。
ウルトラは前半一緒だと後半も一緒なんだよな。
ほんと不思議である。今年はどうかな?

今回から前半から積極的に水分を取ることは止めることにした。
理由は胃腸に水が溜まって、後半何も食べられなくなるのを
防ぐのが目的。
のどが乾いたら少しだけ飲む作戦。

前半のエイドは食べるものもないので完全スルーは
それなりに時間が稼げる。
10キロ:1:11:19
スタートロスと渋滞を入れるとほぼ目標ペース。
もっと早いと思ったが意外と遅い(苦笑)

早くも小を催してきた。
しかしトイレはどこも長蛇の列。
トイレのことを考えていたら、おなかの調子も悪くなってきた。
サロマ史上初めて前半で大の催し!

左手の公園に並ぼうとするが、
そもそも大用の施設が少ないのでスルー。
ますます苦境に陥る。

ついに5つほどある簡易トイレに並ぶ。
20人ほど並んでいるが、1台当たり4人の計算。
何とか間に合うか?
実際どの程度時間がかかり、済ますことができるか測ってみることにした。
待っている間、やることないしね(笑)

9分待った。思ったほど長くないが、
前半の時間としては貴重だろう。
それに1回で済むわけでないし。
そして大処理に3分で計12分。

中の服が濡れていて着たり脱いだりいろいろ大変だった。
実は濡れているせいでパンツの履き心地というか股間と摩擦する箇所が発生して
この後大変なことになる。

15キロ過ぎの看板だったか、
次の関門は7時29分と見えた。
いままで前半の関門など意識したこともなかったし、前半で捕まった話も聞いてないのだが
たしかに関門はある。
20キロ関門にしては13時間の案分計算すると少なすぎる。
最初の折り返しなのかなと判断したが確証がない。
それに周りの選手は完走する気配がなんとなく無い(苦笑)

念のためペースを上げた。
いやかなり上げた20キロ関門をその29分切れる程度に。
それでも知っている選手に追いつけない。
たくさん知っている完走ギリギリランナーが見当たらない!
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サロマ2017完走記(3)

20キロ
2:28:02
間に合った!
後で確認したら39分の表示だった様だ。道理で計算が合わないはずだ。
これも雨による原因か?
この5キロ走りは29分。6分を切っている。
今年のドラマはこの先どうなるんじゃ!!

20キロ過ぎ辺りのエイドから食べ物が出る。
バナナを一つ頂いたが、食べ物も積極的に摂らないことにした。
その代わり、持参した干しもちを給食した。

干しもちは乾燥していて軽く、食べると胃の中の水分を吸い取ってくれるので
僕には最適と考えた。
来年の萩往還で使えるかの検証も兼ねている。
今のところ調子よい。
まぁこの距離だからね。

25キロエイドでもトイレに並んだ。
雨でカイロの効き目もないのだろう、
早くも二回目のトイレ待ち。
しかも施設は1台。
想定外の時間消費。
なんか気持ちのほうが萎えてくる。

相変わらず走友見ないし・・・
「サロマひとりぼっち」ってところか
雨は止まないし余りにも寂しいではないか〜

30キロ:3:36:50

15キロ過ぎの全力?走行が足の疲れに出てきた。
こりゃ後半大変だぞと想像する。
ギリギリ完走する今年のタイム設定よりさらに遅い。
そもそもゆっくりペースで足の負担を後半まで残さない作戦だったのだ。
それが時間は遅いし足も残ってないのだ。
気持ちはとてもブルーだった。

コースは農道である専用レーンから、
国道に合流する35キロ手前。
その応援スポットから、
「Beanさん」の声!
こんな時間だれも応援する人いないかと思ったら、
ぶんぶんさんだった。
ぶんぶんさん初見参。こちらのほうに転勤と聞いている。

とにかくうれしかった。
「寒いでしょう〜。おなか壊さない?」
と、ぶんぶんさんの優しい言葉。

「壊した!」
「でも頑張る!」
「次はどこ?」

と、矢継ぎ早に答えて僕は国道に向かった。

単純である、
たった一言
たった一人の走友
それだけで復活できるのである。
ウルトラの不思議の一つである。

気持ちが上り調子になってきて
35キロエイドでカメラを取り出した。
雨は相変わらず降っているがやや小雨になった。
IMG_3792

スイカとアンパンを頂く。
このエイドの最高のコラボレーション

ボラの人も全員雨合羽だ。
こんな天気でも早朝から多くの人がこの大会に尽くしてくれるのだ、
精一杯楽しまなきゃ!

たくさん撮ったと思うが余裕がないので
ただひたすらシャッターを押しただけだ。

このエイドでもう一つ気になっていた足の違和感。
去年は足のマメに苦しんだ。
ここでケアすることにした。処置は早いほど良い。
時間もどんどん過ぎるがこちらの処置も大事だ。

今年はシューズもソックスもテープも違うが
同じ違和感を感じた。雨の中縁石に腰かけソックスを脱いだ。
テープは少し寄っていたが大丈夫だった。
小指の外側でなく薬指の間がすこし腫れていた。
ソックスを履きなおし、シューズを強めに結んだ。

そうか!雨でシューズも紐も伸びたのかもしれない。
コースに戻る。
走った感じの違和感が全く無い!
のどに刺さった小骨が取れた感じだ。
ますます気持ちが乗ってくる。

ペースはぴったりキロ7分。
借金を取り返す走りはしない。
この先のエイドの消費時間を節約するつもりだ。

芭露の街に入った。
その手前の公衆トイレに入る。
大も空いていたので、またずれを解消してみる。
パンツを履きなおすのと、プロテクトワンを塗りなおすのだ。
一応やってみたが、すでに擦れていて広い範囲で痛い。
一難去ってまた一難。

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サロマ2017完走記(4)

芭露は前半の賑やかなところ。
昔はエイド前に被り物のキャラクターがいて和ませてくれたのを思い出す。

先に地元中学のブラスバンド。
今年は走路左手に陣取っていたのですぐ目の前。
手を振ったら応えてくれた。うれしい!
IMG_3800


続いて芭露のエイド。
ここもスイカエイドだ。
40キロ地点でもあり、選手もストレッチして長居する。仕切り直しってところ。
IMG_3805

ここで写真をたくさん撮ってあとはワッカまで封印だ。
ちょうどYokkoがいた。
自分を撮ってもらうことにした。
ブルーゼッケンを撮ってもらう。

IMG_3813

何か走る格好でないね。サロマって感じもないけどうれしそう。
ブルーゼッケンが似合ってないし違和感を感じる(笑)
一応今年のサロマの目標は終わりである。
そう!今年の目標はブルーゼッケンの雄姿を撮ること。
でもこんな感じじゃないんだな。
全然ちがう。

宿題は来年に持ち越しじゃ!
天気も走りも。

40キロ:4:55:47
予定より10分弱遅れている。
走りは?
足のマメの心配がなくなってすこし楽になった感じだ。

それにしてもYokkoのほうが少し前を先行している。
なかなか追いつけない。
月見が浦に入った。
疲れてはいるが走りに一定のリズムを刻んでいるので
しばらくこの走りに集中だ。

45キロの計呂地のエイドも寄るには寄ったが
立ち止まることなく何か飲んですぐ通過した。

コースは登りになった。
歩いてもよいがまだ走る。
いつもぎりぎりで完走するchamaさんに追いついた。
初サロマのおしるこエイド以来毎年サロマのどこかで会っている。
たいてい僕が先行しているんだけどね。

今年が初めて前半で追い抜いたことになる。
さて二人の結果はどうなることやら?

少し足を休める意味でも歩いた。
登りを過ぎてくだりも歩いた。
但し僕の歩きは走っている周りの選手より速い。
走る足を休めつつ歩いて下る。
この戦術も後半どう出るか楽しみ。

いい感じで50キロまで来られた。
50キロ:6:08:14
設定ペースまで10分程度の借金。

予定ペースに戻すために54キロの大きなエイドの
10分休憩の予定を5分程度に短縮することをまず考えた。
そのためにはドロップバックを受け取って
何をするか決めておく必要がある。
何を取り出し、何を仕舞い。何をするか?

走りながら考え決めた。
干しもちなどの補給食の入れ替える。
補充でなく袋ごと入れ替えること。
その他の着替えや交換品は一切しない。

54キロエイドに着いた。
何時もは出迎えのギャラリーがいて
気持ちの良い入場ができるのだが、
今年は雨のため少ない。

荷物を受け取る。
因みに袋の色もサロマンブルーになると白になる。

袋の中の給食品袋が見つからない。
なかなか見つからない。
雨の中立ちながら片手を突っ込んで
手探りだからなおさら見つからない。
ようやく見つけポケットの品と入れ替える。

続いてエイドでゼリーをもらい吸入。
そしておにぎりを無理やり口に入れ出発。
時計を見た。約6分。まずまずだ。

ここから先がウルトラの始まりといつも自分自身に言い聞かせる。
たとえ足が残っていなくても気持ちはここから始まる。
今年は久しぶりに音楽を聴くことにした。
初サロマを含む最初の頃を思い出しながら走りたい。
雨だしちょうどよかった。
景色は見えないし、応援も少ない。メガネの水滴で視界も狭い。

プレイ♪
登りにもかかわらずいいテンションで走れている。
周りの選手よりペースが若干早い。
いい展開だ。70キロくらいまでこの感じで行けたら成功だ。

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サロマ2017完走記(5)

後半戦最初の上りを過ぎたら長い下りだ。
ここは得意の速歩を使ってみよう。
前半で使った歩く下りより競歩により近い歩き方だ。
重心を前にして足を伸ばし腰をひねり腕とうまく絡むように歩く。
ぐんぐん前の選手に近づく。
ちょうどそのころグレートレースのテーマ曲。
「ファイト・ウィズ・ラヴ」が流れる
気分は上昇
冷静なら気持ちもペースも落として自重するのだが、
こんなサロマのレース展開もないだろう。
「いけ・いけ!」
行けるところまで行くぞ。

60キロ:7:24:10
時計を見た、想定ペースに近づいた。
完走がすこし近づいた。
80キロ10時間だけを考えよう。
最初の頃のサロマの大きな目標のひとつであった。
いや今でもこの設定時間は完走する大事な目安であることは間違いない。

関門を過ぎてコースは平地。
サロマを左手に見る湖岸を走る。
ここのサロマが一番青く見える。
僕にとってのサロマンブルーと思っている。
今年のサロマは完全グレーだった。
気持ちはブルー(笑)
<来年また来い 濃いブルーを見せてやる>

速歩から走りに替える。
頑張る速歩は実はスタミナがない(苦笑)
ここまで同じタイムで着た選手達であるが、
歩き始める人、苦しそうな人、そしていいペースの人に
別れる。
ここで100キロの練習の差が出てくるところ。

僕はいいペースのグループと認識できた。
そんな2,3人のグループの後ろについていく。
時には前にでて引っ張り
バイクの集団走のごとく先頭を替わりペースを維持するのだ。

コースは湖岸を離れ内陸の畑作地帯に入る。
集団は自然と別れた。
エイドで給食をしていないので、定期的に前面ポケットにある
干しもちを口に入れる。
ジップロックに入った消しゴムほどの大きさの干しもち。
食欲は全くないのだが、口の中でぼりぼりかみ砕き
細かくなったら、もう一つのポケットに収納してある
ペットボトルのスポドリで飲み干すのだ。
ウルトラで食べられる安心というのは心強い。

コースは左折しサロマへ向かう。
62.5キロ地点。初めてリタイヤした2014年の気持ちが切れた場所
僕は初サロマの時と同じ気持ちを前面に出して
無言でそこを通過する。
毎年違うサロマ。
その舞台に立つために、
どんな練習をして、どんな生活をして、どんな仕事をしてきたか。
スタート前の気持ち。
中間エイドを出るとき。
60キロのサロマ湖岸。
そしてここ。
全てが繋がっている・・・
全てに意味がある・・・

コースはギムアネップ岬
ちょうど公共トイレのあるところでリタイヤしたっけな・・・
そんなとき、
ZARDの「負けないで」
出来すぎやろ(苦笑)

64キロエイドの前。少し歩く。
凡そ三分の二。
まだ36キロあるのか?
もう36キロしかない。
この差は大きい。
今年の僕はまだ36キロあるのかであった。
それなりにいい走りをしてきたが、前半のダッシュが効いて
全身にかなり疲れを感じていた。

魔女の森に入った。
まだ距離はあるがカウントダウンを開始した。
気持ちを切らさないための工夫だ。
苦しかったら苦しいなりに何か考えて行動する!
あと、35キロ!
あと35キロで終わり。終わってしまう。惜しもうサロマの舞台。

魔女の森は相変わらず僕にやさしい。
雨が木々のおかげで和らぎ
そして風を防いでくれる。
ずぶ濡れで疲れ切った選手にとっては絶妙の場所にこの森はあると思う。

森を抜けると浜佐呂間の街だ。
私設エイド目白押し。
橋を渡る直前にアンさんに再び会う。
このくらいの距離で知り合いに会うと元気が出る。
前日お話したのが初めてなのに随分と昔の友人に会った感じだ。

私設エイドを2つをスルーして、斎藤商店に。
ここでもきゅうりの漬物、ブルーベリー一つ。プチトマト2つを頂いて
直ぐに出発。
とにかくエイドに長居しない。
長居する時はそれなりに走力をつけて時間に余裕を持てる時。

旅の宿サロマニアン通過。
今年は屋上でなく地上で大漁旗だ。
「毎年、ありがとうございます!」
自分で言って、自分に勇気をもらう。

まだまだ気持ちは切れていない。
70キロ:8:38:05
(以前の関門6分55秒前)
予定タイムを2分切った。

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Bean
N.A.Bean
Born in August 1960
飲むために走る!
ウルトラは人生の応援歌だ
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